ピンブラブログ

音楽と猫をこよなく愛する若干隠居気味のバンギャルブログ。

【2009】D『Genetic World』【名盤】

このコーナーは2009年リリースの音源をひたすら絶賛するコーナーです。


Genetic worldGenetic world
D

曲名リスト
1. Nocturnal
2. Colosseo
3. BIRTH (Genetic World mix)
4. Arabesque
5. 闇の国のアリス
6. 背徳の蜜は苦よもぎのように
7. 狐塚
8. メテオ~夢寐の刻~
9. Hydrograph
10. Snow White
11. 楽園

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


満を持してリリースされたDのメジャー1stアルバム『Genetic World』。
…素晴らしい。
この一言に尽きる。
新しくも、懐かしい。
ひたむきに邁進していくバンドの力強さがとても伝わってくる。
やっぱり、長くインディーズで活動してきたバンドがメジャーへ行くと、ファンは不安に思うもんじゃない?
「今までのようなマニアックで激しい曲は作らなくなるのではないだろうか」。
「どうせメジャーに媚びるんだろうな」。
しかし、決してそんなことはなかった。
むしろメジャーへ行ったことによりメンバーのスキルが磨かれ、新境地を開拓したように感じた。
生のストリングスを取り入れた「BIRTH」、バンド独自の世界観をアピールした「闇の国のアリス」、ピアノの音が美しいシンフォニック・バラード「Snow White」。
シングル曲だけでも俄然クオリティーがアップしている。
もちろんアルバム曲も負けてはいない。
D王道の疾走チューン「Nocturnal」で幕を開け、壮大な行進曲「Colosseo」によって更なる航路を拓いていく。
全体の流れと言うか、各曲の配置がとても上手い。
音色が広がりつつも、トータルで「ああ、これがDだ」と思える安心感に溢れていた。

私は、2005年リリースのシングル『闇より暗い慟哭のアカペラと薔薇より赤い情熱のアリア』でこれまでにない衝撃を受け、畳み掛けるようにハマったクチです。
あまりにも「闇薔薇」のインパクトが強過ぎて、以降の曲にも同様のソレを求めていたような気がする。
確かに以降のシングルもそれぞれ面白いアプローチ法を行ってきたが、アルバムとなると無難で印象の薄い曲が多く、次第に離れてしまったファンも多いんじゃないかな。
今回のアルバムは、そんな方にこそ聴いて欲しい。
もちろん、Dの存在を知らない方への名刺代わりとしても。
インパクトだけではない奥深さ、バンドの誠実さが滲み出ているアルバム。
メジャー1stにふさわしい1枚に仕上がっていると思います。


太鼓判